高校入試の内申点とは?

岡山県の中学生の高校入試が近づいてきました。

内申点とは一体何かを説明いたします。

まず高校入試は、基本的に内申点と入試の点数の合計で、合否が決まります。

になみに面接には点数はつきません。また次の機会に面接についてご説明します。

 

内申点とは、成績表の五段階評価が元になっています。

主要科目5教科と実技科目4教科の、合計9教科の5段階評価がいくつなのかが、重要です。

 

計算方法(確認日:2018年11月)

中1:9教科×5段階 = 最大45点

中2:9教科×5段階 = 最大45点

中3:5教科×5段階×2 + 実技4教科×5段階×3 = 最大110点

合計:最大200点

 

↑上の合計の内申点と入試の点数の合計で、

最大200点 + 最大350点 = 最大550点

最大550点のうち高い点数の生徒から合格となります。

 

この記事は、特に中1生に見てもらいたいですね。

いかに普段の定期テストが大事なのか知ってほしいです。

また中3生は1週間前と言わず2週間前から勉強を始めて、実技教科の準備もしっかりしてほしいです。

高校受験を控えた中学3年生が今(9月)すべき事。

こんにちは、エイムゼミナールの田地野です。

高校受験を控えた中学3年生が今(9月)すべき事についてです。

 

定期テストで90点前以上取れて、学校の授業がよく理解できている生徒は、2つの事をすると良いです。

1:学校の授業の先取りをして中学範囲を終わらす。

2:受験する高校の過去問を一度解いてみる。

1は、学校の進度が遅れている場合は特に急いだほうが良いです。3月が受験本番だとしたらその前に過去問練習はすべきです。その為には中学範囲を早く終わらせたほうが有利です。参考書を使った学習法でもいいですし、スタディサプリのような映像授業を使っても良いです。

2は、県立高校や私立高校であれば市販されている過去問を、朝日高校であればオープンスクールに行くともらえる過去問を一度解いて答え合わせしてみましょう。すると、どの教科のどの部分を練習すれば、より点数を取れるか気がつくと思います。これからの時間は自分の弱点を徹底的に鍛え直しましょう。

 

定期テストで80点くらいの生徒は、中1中2の復習を急いで下さい。おそらく苦手な箇所がいくつも残っています。11月までに中1中2の苦手部分を無くして、12月からは中3の復習をします。受験までギリギリのタイミングになると思います。

今年度(平成30年)県立高校入試(合否判定方法)について

今年度(平成30年)県立高校入試(合否判定方法)について

 

 

 

 

 

 

 

【特別入学者選抜】
出願期間:平成30年1月31日~2月2日
学力検査:平成30年2月14日
面接・選択実施する検査:平成30年2月14日、2月15日
※両日のうちいずれか1日で実施する場合がある。

選抜結果の通知:平成30年2月22日
合格者発表:平成30年3月16日

【一般入学者選抜】
出願期間:平成30年2月26日~2月28日
学力検査 :平成30年3月8日
面接・実技:平成30年3月9日
合格者発表:平成30年3月16日

 

どのように高校受験の合否が決まるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡山県の公立高校入試制度、去年(平成29年度)では、以下の通りでした。

内申書(内申点)

内申書には、中一から中三の成績が9教科の5段階評価で記入される。

平成28年度入試から内申点の対象学年が変更になり、
中三の評定に加え、中一・中二の評定も換算点の算出対象になった。

一般入学者選抜の内申点は、

中1 45点(9教科×5段階)
中2 45点(9教科×5段階)
中3 90点(9教科×5段階×2)+20点(実技4教科×5段階)
合計200点満点。

特別入学者選抜においても、中学3年間の評定が、合否判定の資料として活用される

 

一般入学者選抜

学力検査(5教科350点満点)と内申書(200点満点)、面接・実技の結果などを総合的に判断して合否決定する。
学力検査の特定教科において独自の問題を作成している高校がある(平成29年度は岡山朝日で国数英が独自問題)。
「傾斜配点」や「内申書・面接などを重視する選抜」を実施する高校・学科・コースもある。

 

特別入学者選抜

専門学科と総合学科のすべてと、普通科の一部で実施されている。
3教科(国語・数学・英語)の学力検査と面接が受験者全員に課され、あわせて、口頭試問・小論文・作文・実技のうち1つ以上を高校が選び実施する。
内申書とこれらの検査結果を選抜資料
とし、目的意識や適性等を重視して総合的に判定される。

 

平成28年度から、内申点の割合が増えて、合計で200点分ある事が要注意です。

つまり、本番の試験の点数がとても良くても、公立高校の入試問題は基本的な問題が多くて、解きやすいので、高得点同士のあまり点差の無い競争になります。

その場合、内申点がいかに取れているかが重要になるのです。

本番の試験の1点と、内申点の1点は同じ意味です。

特に、中学3年生の成績は、実技4教科を含めて、定期テストで高得点を残し、良い評定を残す必要があります。なぜなら、中3の実技4教科の内申点の1点は、本番の試験の3点分に相当するからです。

2020年度 大学入試で変わる事

2020年度 大学入試で変わる事

 

 

 

 

 

 

 

2020年度の大学入試から、センター試験内容が変わります。

これは、2017年11月の時点で、今の中学3年生の入試からです。

 

変更のポイントは、大きく2点です。

 

1:現行のセンター試験のマークシート形式の試験が、形を変えて残る。

 

2:国語と、数学と、英語で変更点がある。

 国語:記述式問題の導入。80〜120字程度の問題を含め3問程度、出題される。

 マーク式と記述式の大問は分けて出題される。

 試験時間が80分→100分になる。

 数学:記述式問題の導入。記述問題は数学Ⅰの内容から3問程度、出題される。

 大問の中に、マーク式と記述式が含まれる形式になる。

 試験時間が60分→70分になる。

 英語:4技能評価へ転換。

 共通テストは継続して残る。検定テストも使用する。

 各大学は、共通テスト(高3時を2回まで)と検定試験いずれか、または両方を大学の判断で選択可能になる。

 現時点では、検定テストは英検が使われる可能性が高いと言われています。

 ☆英検が現在の受験日程(6月、11月、3月)のまま、使用されるとしたら、受験生は6月と11月の成績で出願する事になります。つまり11月の時点で、既に英語の得点は、出願先の大学によっては決まってしまうです