岡山大学医学部生 松下先生へのインタビュー①地域枠への出願

岡山大医学部生 松下先生へのインタビュー①地域枠への出願

田地野)さて、医学部を含め大学受験生に役立つ松下先生へのインタビューブログが開始しました。ここでは松下先生の受験生時代の話を質問形式でたずねていきます。かなりマニア向けの話になりますので、医学部を目指している生徒や大学受験を控えた高校生には役立つと思います。

 

田地野)「では、最初の質問です。松下先生は、岡山大学医学部の地域枠で合格しましたが、地域枠に出願をしたのはなぜですか?地域枠でだめだった場合は、もちろん一般受験をする予定だったのですよね?」

☆参考情報:松下先生は岡山県立津山高校を卒業後、香川県の高松高等予備校で1年浪人して、岡山大学医学部医学科の地域枠で合格しました。

松下)「一昨年は、鳥取大学医学部医学科の地域枠と一般枠の併願で受験しました。今回も同様に、併願で鳥取大学を受験する予定でしたが、受験規約上、鳥取大学の地域枠が出願できなかったため、他大学の地域枠出願を考えました。岡山、島根、高知などの選択肢がありましたが、各県で将来義務年限働くことを考慮し、地元である岡山大学を選択しました。出願した当初は岡山大学地域枠で合格する自信は正直あまりなく、前期試験と後期試験は鳥取大学に出願していました。

<次回へ続く>

岡山大学医学部生 松下先生へのインタビューを連載します。

岡山大学医学部生の松下先生への

インタビュー連載

今年、岡山大学医学部医学科に合格して大学に通い始めたエイムゼミナール講師の松下先生に、受験時代のお話や勉強方法についてのインタビューを連載します。

高校生からの質問も受け付けますので、お問合せフォーム(←リンク)から質問をして下さい。

医学部を目指している受験生、今の高校1年生や2年生に役立つ内容にします。

 

調査書、内申点とは何か?

高校受験が近づくと気なる事、、、
分かっているようで、はっきりしない調査書と内申点とは一体何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

「調査書」とは、生徒の学習や学校生活について中学が記載して高校に提出する文書のことで、俗に内申書と呼ばれ、入試の選考資料として使われます。
調査書(内申書)の内容、主に教科の成績を点数化したもの「内申点」と呼ばれます。
内申点は、調査書に書かれた各教科の「評定」(通知表に1~5で記される成績)を使って計算されますが、算出方法は各都道府県によって異なります。
なお、9教科の成績を単純に足し合わせた数値(オール5なら45点)を素内申、各都道府県の算出方法に従って算出した数値を換算内申などと呼んで区別することもあります。

東京都では3年の評定のみが対象ですが、「中1~3すべての成績を対象とし、中3の成績は2倍にする」県もあるなど、都道府県によって扱い方が異なります。

公立高校の一般入試は、基本的に学力検査(入試の点数)調査書(内申書)で合否が決まります。その比率は学力検査7:調査書3だったり各都道府県で異なっています。
<ベネッセ教育情報サイトより>

まずは通っている学校の進路担当の先生に内申点の算出方法を確認してみましょう。
中3の成績の比率が大きければ、4、5月であれば挽回できる可能性があります。

センター試験の攻略スケジュール

センター試験の攻略方法です。勉強のスケジュールについて概略を説明したいと思います。
まずは、準備として目標の大学でセンター試験の点数がいくら必要なのかを調べます。
調べ方で一番良いのは、その大学が発表している合格平均点です。
岡山大学の入学者選抜の合格者成績情報(前期日程)【PDF】

例として、岡山大学 教育学部 小学校教育コースであれば、以下の通りです。
センター試験900点中/合格平均が654.9点/ 合格最低点 609.8点

目指すのは、合格平均点を取る事、そして合格最低点を必ず超える事です。
合格最低点を下回った場合、個別試験で巻き返さなくてはならないので、難易度が高くなります。

では、勉強のスケジュールの話をすると、高校2年生のうちにセンター試験の範囲を学習してしまいます。
高校3年生の4月からはセンター試験の過去問に入ります。ペースとしては1週間で1年分の解答と復習をしていきます。出来なかった問題は復習ノートに問題と解答をまとめていきます。
3ヶ月程度で10年分の問題ができるので、夏休みは復習ノートの問題を復習していきます。
復習は最終的に答えが正確に導き出せるようにします。

夏休みが終わったら、個別試験の問題に取り組みます。
11月から本番までは、もう一度センター試験の過去問を時間を計りながらやっていきます。
センター試験は、限られた時間に多くの内容を解答しなければならないので、解答スピードが勝負になります。解答スピードを上げるには問題のパターンを身に染み込ませる必要があります。スポーツの反復練習と同じように、問題を見た時に解答がイメージできるようになれば高得点が取れます。
今回は岡山大学の教育学部を例にしましたが、岡山大学の医歯薬学部のように個別試験の配点が大きい学部や、より難易度の高い大学を目指す場合は、このスケジュールを前倒しして、夏休みは個別試験の練習に当てる必要があります。

雪の中のセンター試験お疲れ様でした。高校1、2年生もセンター試験を解いてみましょう。

センター試験は雪になるというジンクスがありますが、今年の雪は大変な量でした。センター試験を受験した受験生は、お疲れ様でした。

預かり塾のスマートキッズは、小中学生をメインとしている学習塾ですが、今後は夜の時間や週末を使って、大学受験コースの設置も企画中です。

東進衛星予備校などに通っている高校1、2年生は、このセンター試験日に合わせて、センター試験の問題を取り寄せて、実際の時間配分で受験するイベントを行っています。
通っていない高校生でしたら、下にあるリンクから問題を印刷して取り組んでみると非常に役立つと思います。高校1年生でも数学ⅠA、英語、国語はやると良いですね。

岡山県内のほとんどの高校生は、センター試験の日は進研模試を受験していると思います。
今ままでの流れなので急には変わらないと思いますが、自習タイプで頑張る生徒は必ず進研模試と本当のセンター試験との難易度の差をチェックするようにして下さい。
一般的には進研模試の方が基本的な内容になるので、センター試験より少し簡単です。そのままの気持ちでセンター試験を受験すると戸惑うことになりますので、必ずセンター試験の過去問を10年分程度練習してから本番に臨むようにしましょう。

センター試験のダウンロード先(東進衛星予備校のHPが開きます)